油画科
何でもいいわけじゃない、だから自由に描く。
油画科で絵を描くことは自由で楽しい。
それは制限がないから楽という意味ではなく、思うままに行動できる状態を意味する自由を楽しむということです。
始めは気にも留めていなかったことが何でもいいわけではないと気づき、表現したい目標が形作られていくことが楽しみの1つ。描く際に用いる色・形・構図・画材を膨大にある選択肢から自分のために選び、描く環境や服装、身体の動き、使う言葉をアレンジしていくことも1つ。
そして、自分の選んだものに囲まれた中で描かれる特別な作品と出会えることが、何よりの楽しみかもしれません。
油画科では自由に楽しく描いていくために、確かな技術や知識と制作に向かう姿勢を身に付けていくサポートをしていきます。
●「もっと発見できることがある」自分の表現を追求する昼間部
前半は形態・光・色彩・空間・構成の基礎についてレクチャーや体験を交えて再確認することから始め、普段は使わない材料や方法を用いたドローイングや取材を続けて、アイデアを作品にしていく道筋の可能性を探ります。後半は様々なドローイングから生まれてきた表現の中で、より自分が追求したい表現方法とは何かを選択しそこに焦点をあてた資料収集や技法実験、講師との意見交換を徹底的に重ねて、洗練された表現を身に付けていきます。
昼間部では志望大学合格に向けた対策に加え、制作や展示活動、教授や鑑賞者との意見交換など、大学での授業や卒業後の作り手としての活動に直結する指導と対話を意識した授業を展開しています。
●「選ぶから自分が見えてくる」発見を形にする夜間部・基礎コース
夜間部・基礎コースでは観察したことを再現していくデッサン力と、モチーフや言葉から発見、想像したことを伝えるための絵画表現を同時に鍛えることを意識したカリキュラムを展開しています。
モチーフや出題に対して純粋に感じたことを話してもらい、色・形・構図・画材の全ての側面からたくさんの質問や意見交換をしながら参考作品や技法を紹介するなど、自分で選んだものを実践するためのサポートをしています。自分の選択が結びついて、1つの作品となる過程に楽しみを覚えていくことを基盤として、基礎コースでは画材やデッサンの基礎的な知識から絵画表現に繋がる課題に少しずつ触れてもらい、夜間部では入試に即した様々な出題を網羅して現役合格のための実践力を養います。
観る・感じる・調べる・知る・描く・覚える・聞く・語る
様々な感覚を鍛える授業を展開しています。
基礎から丁寧に教え、
対話の時間を大切にしています。
総合型選抜・学校推薦型選抜入試にも
対応します。