藝大合格者座談会
宮下さん1 石村さん 久田講師 宮下さん 石村さん

●Q1(久田講師)
合格までの流れ教えてください。


■A(宮下さん)
私は高一の終わりから代ゼミの基礎科に入って体験授業などを通して高二の冬にデザイン科に入りました。そのあと一浪して合格という流れです。

◆A(石村さん)
僕は高校卒業してからの2年間は一般の大学を目指していました。その2年間で頑張ったんですが結果は実らず、進む道をどうしようか悩んでいた際に母が「美術系は?」と言った一言が美術の道に足を踏み入れるきっかけになりました。それから2年間代ゼミに通い合格という流れです。


●Q2(久田講師)
受験を振り返ってみて受験で必要なことはなんだと思いますか?


■A(宮下さん)
今の自分に何が足りないのかを日々分析することだと思います。
目標とするべき参考作品資料をたくさん見て、理想の状態をなんとなくでもイメージすることが大事じゃないかなと。

◆A(石村さん)
絶対に「自分を信じる」ということは大切だと思いますす。後は独りよがりにならないように周りにも目を向けるということですかね。


●Q3(久田講師)
自分の作品が変わるきっかけになったものはありますか?


■A(宮下さん)
私は講評ごとにその課題の反省や、次の目標など考えたことを細かくクロッキー帳の裏に書きとめるようにしてから、良い方向に変わっていったように変わっていったように感じます。わからないことがはっきりして解決しやすくなりました。実技については写真つきの技法書を読んでみたり、周りの自分より上手な人のやり方を真似してみたりすることでステップアップしたこともありました。

◆A(石村さん)
ある程度技術的などを理解した時期に立方体、球体、円柱を描くという授業ですかね。単純な仕組みをもう一度集中して学ぶことで、それまで個々に理解していた技術が一つに繋がり、さらにもう一段深い理解ができたような感覚がしました。


●Q4(久田講師)
合格した理由を受験を振り返って考えてみてください。


■A(宮下さん)
合格できた理由…  バランスが良かったことでしょうか?突出してよく出来るということが無いかわり、根本的に苦手ということもありませんでした。固定されたスタイルというものもなくて、普段から課題ごとにその場で考えていたので、それも試験に活かせたのかなと思います。

◆A(石村さん)
一つのことに集中して他のことが考えられない性格がこの2年間で、他とのバランスを見てのめり込めるようになったということが大きいと思います。


●Q5(久田講師)
芸大と私大を複数受験していましたが、そのなかで得るものはありましたか?


■A(宮下さん)
私大対策をするなかで、私大平面でよく使われる演出や視覚効果を学ぶことでデザインを考える上での視野が広がったし、それは芸大対策でも活かせたと思います。試験日程は私大の方が早いので、場慣れといいますか試験会場での時間感覚や緊張感といったものを体験しておく良い機会になったのも確かです。


●Q6(久田講師)
代ゼミではデザイン科と工芸科が一緒に制作していく環境ですが
それについてどう思いますか?


◆A(石村さん)
デザイン科と一緒の教室で授業をやることでデザインの考え方も取り入れられたということもありますが、比較することで工芸科というものが何を目的としている科で、どういうことが求められているのかということをより理解できたように思います。


●Q7(久田講師)
代ゼミのデザイン・工芸科の良さはなんだと思いますか?


■A(宮下さん)
代ゼミは少人数制なので、先生が生徒の状態を把握していて、自分の状態に合わせて課題を組んでもらえることもあったので、それは良かったです。講評も時間をかけてもらえたし、質問もしやすかったです。原宿、表参道に出ていきやすいところに校舎があるので「様々なお店がある=様々なデザインに触れられる」ということで良い環境であったと思います。

◆A(石村さん)
少人数だからこそ先生との繋がりの太さが一番ですかね、アドバイスなどを求めればすぐに反応が返ってくるのはもちろん自分の方向性がズレてきたときはすぐに気づいて指摘もしてもらえました。あとは説明だけでわからないことはすぐに実演してもらえるので感覚的に理解することもできそれも良かったです。


合格のポイントや代ゼミのことなど、色々聞かせていただきました。
宮下さん石村さんありがとうございました。
(久田講師)