みんなのしごと
みなさんはデザインのしごと、デザイナーのしごとって、実際はどのようなものだと思いますか。
デザインのしごとは1人では成立しません。1つのしごとは1人の天才が「生み出す」のではなく、様々な人たちによって「生み出される」ものなのです。
今回のみんなのしごとは、武蔵野美術大学の2人の先生をお招きします。プロダクトデザイナーの柴田文江さん、パッケージデザイナーの本田和男さんです。デザインの「しごと」がどのように生み出され、育てられていくのか。そしてそれがどのように私たちに手渡されていくのか、ということについて、楽しく、分りやすくお話して頂きます。デザインというしごとが、具体的にイメージできるようになる120分です。

2014年10月19日(日) 13:00~15:00

【費用】参加費無料
【定員】40名(定員に達し次第、受付終了となります)
【持ち物】メモ・筆記用具
【申込】事前申込
【お問い合わせ】代々木ゼミナール造形学校/フリーダイヤル0120-71-4305
武蔵美の先生が中高生に向けて、
デザインの「しごと」を
わかりやすく伝えます。

武蔵野美術大学  基礎デザイン学科教授
柴田文江 さん

人が美しいと感じるカタチがあって、その美しいカタチは私たちの心や行動にどんな作用があるのだろうか。美しいカタチとは何か。カタチの意味とその役割とは何か。人の営みにデザインはどんな幸福を届けられるのかなど、これまで手がけてきたデザイン事例とともに解説してゆきます。
またプロダクトデザインという仕事の楽しさ、デザインプロセス、学生時代からプロになるまでに感じたこと発見したことなどを紹介し、みなさんと一緒にこれからのデザイナーに求められることについて考える時間にしたいと思います。



武蔵野美術大学  視覚伝達デザイン学科教授
本田和男 さん

パッケージには内容物(プロダクツ)の保護や内容物(プロダクツ)の表現、表示そして使いやすさ(利便性)など機能が必要です。また、デザインしていく上でどのような人が喜んで手にしてもらえるかを想像することも大切です。
パッケージデザインを制作する視点から、日常、目にする商品はどのように作られているのかを具体的な実例をもとにみなさんへ紹介します。その実例のお菓子を試食しながら、パッケージデザインの楽しさも伝えられたらと思います。



講師紹介
柴田文江(しばた・ふみえ)

プロダクトデザイナー。
エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションまで、インダストリアルデザインを軸に幅広い領域で活動をしている。主な作品に、無印良品「体にフィットするソファ」/オムロン「けんおんくん」/カプセルホテル「9h(ナインアワーズ)」/JR東日本ウォータービジネス「次世代自販機」など。 著書に『あるカタチの内側にある、もうひとつのカタチ』。



本田和男(ほんだ・かずお)

パッケージデザイナー。
お菓子や飲料、食品、アルコールなど日常生活に必要なモノから海外市場向け化粧品、ギフト商品、土産物など様々なカテゴリーのパッケージデザインを行う。主な仕事として、トワイニング「リーフティー・ティーバック」/トップバリュ「ソフトドリンク・シリーズ」/サントネージュ「有機ワイン」/カルビー「夏ポテト」/AGF「Blendy カプチーノ・カップコーヒー」/カネボウ化粧品「中国市場向け AQUA」など。