3月9日(土)に第2回「みんなのしごと~中高生のためのグラフィックデザインって何?」が開催されました。
入場者数は当初の予定を大きく上回る89名!この時期にこれだけの方々が来場して下さることに「グラフィックデザイン」と「みんなのしごとプロジェクト」への関心の高さを感じました。
今回はグラフィックデザイナーとして活躍されている澤田泰廣さん(多摩美術大学教授)が、これまでの「しごと」のお話を通じて、グラフィックデザインの今とこれからについて熱く語って下さいました。
グラフィックデザインは「情報のデザイン=人に何かを伝えるためのデザイン」というお話から始まり、これまでの仕事とそれぞれの作品への考え方、想いなどを話して下さいました。
グラフィックデザインにおける文字(タイポグラフィ)の重要性や、「完成されたものや常識を疑うこと=日常を疑うこと」の必要性。派手なものばかりではなく、分かりやすくシンプルなものだってグラフィックデザインであるという話。デザインは単なる個性の主張ではなく、目的を持ったクリエイティブであるという話、ものを作るというのは「好奇心」と「執着心」が大切という話など、集まって下さった中高生の皆さんは真剣な眼差しで聞き入っていました。
また「世の中のニーズに対してデザイナーは決して足りていないので、希望と伸びしろがたくさんある仕事です」という言葉も頂きました。
最後に設けた質疑応答のコーナーでも様々な質問が出て、大いに盛り上がり、澤田泰廣さんも時間をオーバーするまで中高生の皆さんと真剣に向き合って下さいました。
みんなのしごとは、未来を担う若者に向けて仕事の楽しさや夢を伝えていきます。どうぞお気軽にご参加下さい。