みんなのしごと
みなさんは「デザイナー」という言葉から、どんな人を思い浮かべますか? 「デザイナー」は何を大切にしていて、どんな働き方をしているのでしょうか。
わたしたちは大友学さんにお話を聞いてみたいと思いました。 デザインが心から好きでないとできない独立系のデザイナーである大友さんなら、働き方や想い、こだわりから日々の生活のことまで、いろんな話を聞かせてもらえると思ったからです。
今回の「デザイナーと過ごすひととき」では、ゲストとみなさんがテーブルを囲み、デザインやデザイナーの仕事のについて楽しく、そしてじっくりと話せる時間をつくりたいと思いました。
デザインの授業ではなく、デザイナーと過ごす時間。聞いてみたいことがあれば遠慮なく聞いてみてください。あたたかい飲み物を用意してお待ちしております。

デザイナーが中高生に向けて、デザインの「しごと」をわかりやすく伝えます。

2013年3月24日(日) 13:00~15:00

【費用】参加費無料
【定員】20名(定員に達し次第、受付終了となります)
【申込】事前申込
【お問い合わせ】代々木ゼミナール造形学校/フリーダイヤル0120-71-4305
デザインという仕事
デザイナー
大友学 さん

「デザインってどんな仕事ですか?」と、よく聞かれます。
この質問、とても簡単なようでいて、実はとっても奥が深いのです。
この世の中は誰かが考えた「計画と形状・素材」で満ちています。自分の回りを見渡してみましょう。手に持っているパンフレットはどんな形でしょうか。大きさ、長方形のタテヨコ比、厚み、光沢感、白さ加減‥‥。 普段目にしている「ただの紙」1枚1枚にも、歴然とした「形」が存在しています。どこかの誰かさんによって「計画」されているのです。机も、イスも、ペンも、デスクライトも、電球も、壁も床も‥‥‥。気が遠くなるほど、たくさんの「計画」があることに気がついたことでしょう。それでは「素材」についてはどうでしょうか。紙は、木や草などを加工して作られています。もう一度自分の回りを見渡してみましょう。いろんな素材がありますね。木、プラスチック、ガラス、陶磁器、アルミ、ステンレス、鉄‥‥‥。パッと見渡すだけでもいろいろな素材が目に入ります。この素材たち、実は元「地球」です。46億年前に地球が出来た当時の素材が、形を変え、生まれ変わりながら今、私たちの身の回りに存在しています。それらの素材を、昔の人が「なんか便利に使えそうやね」と思い発って工夫を重ねること数千年。それが、皆さんが今目の前にしている紙や、机や、その他色々の素材なのです。
「何を用いて(素材)」+「どう使うか(計画)」=身の回りのモノ、と言えそうですね。
さて質問は、「デザインってどんな仕事ですか?」でしたっけ‥‥。
手短に書いてくださいと言われているので、もうこの辺で切り上げないといけませんね。続きは当日。



ゲスト紹介
大友 学 Gaku Otomo

バンタンデザイン研究所卒業後、数社の社会経験を経た後フリーランスとして活動を開始。デザインコンペ等への出展を足がかりに独学でデザインの経験を積み、2008年ガクデザイン株式会社を設立。生活に関わる道具全般のプロダクトデザインはもとより、企業ロゴや商品パッケージ、ブランドコンセプト企画・プロジェクトディレクションなどを手がけるなど幅広く活躍中。2011年、商号を株式会社スタジオ(stagio inc.)に変更し、現在に至る。
株式会社スタジオ(stagio inc.)/ http://stagio.co.jp/


受賞/出展
・クラレ 化-1(バケワン)コンテスト 特別賞受賞 (2011)
・プロトタイプ展出展(2009・2010)
・グッドデザイン賞 受賞(2009)
・9th Shachihata New Productdesign Competition グランプリ(2008)
・江戸意匠 「床の間から日常へ」各展出展(2006~2008)
・インテリアライフスタイルショー 「neON」出展(2007)
・21_21Design sight 「Chocolate」展出展(2007)
・グッドデザイン賞 受賞(2005)
・富山プロダクトデザインコンペティション 準グランプリ(2005)
・セキスイプロダクトデザインコンペ 準グランプリ(2005)
・デザインコンペティション海南 入選(2003)
・富山プロダクトデザインコンペティション 入選(2001・2002・2003) 他