みんなのしごと
みなさんはデザインのしごとってどんなものだと思いますか?
特別な才能を持つデザイナーが机に向かい、ひたすらペンを走らせる姿、あるいは画家のように黙々とキャンバスに筆をのせていく姿を想像する人もいるかもしれませんね。
でも、実はひとりで成立するデザインのしごとなんてないのです。1つの仕事は、1人の天才が生み出すのではなく、多くのはたらく人たちの連携や衝突によって生み出されていくものなのです。
今回のみんなのしごとは、武蔵野美術大学の寺山さん、稲田さんをお招きし、デザインの「しごと」がどのように生み出されていくのか、つまり「みんなでデザインする」ということについて、テーブルを囲むスタイルでお話をしていただきます。

武蔵美の先生が中高生に向けて、デザインの「しごと」をわかりやすく伝えます。

2013年10月20日(日) 13:00~16:00

【費用】参加費無料
【定員】40名(定員に達し次第、受付終了となります)
【申込】事前申込
【お問い合わせ】代々木ゼミナール造形学校/フリーダイヤル0120-71-4305
武蔵野美術大学  視覚伝達デザイン学科教授
寺山祐策 さん

普段、私たちは何気なく挨拶を交わします。手をちょっとあげるだけとか、笑顔だけでも挨拶になります。また親しい人のお祝いにはプレゼントを考えたりもします。
グラフィック・デザイン、コミュニケーション・デザインの仕事はこのような私たちの日常生活の延長線上にあります。情報(ものや出来事のこと)を理解し、目的に応じて分かり易く、楽しく、美しく伝えることがデザイナーの仕事です。その仕事の幅は驚くほど広く、社会や皆さんの生活と深く関わっています。今回は具体的な様々な仕事を紹介しながら、デザインの楽しさと意味をお伝え出来ればと思っています。



武蔵野美術大学  工芸工業デザイン学科教授
稲田真一 さん

毎日、私たちは色々なモノを使っていますが、それらのほとんどがプロダクトデザイナーの仕事から生み出されたものです。姿カタチの魅力、使い易さ、適切な生産方法、そして、モノとしての存在価値など、様々な事柄を考えてデザインを行います。幅広い思考をまとめて確かなモノにする事は、数ある仕事の中でも最も面白い仕事の一つです。講義では、実際に取り組んだ仕事を例にデザインする魅力についてお話をします。