やり切ったし、やっと終わって良かったなと思います。昼間部でやってきた中で、今は出来ないけど大学に入ったらできる事がいくつかあったので、それを今後実践できることが受験を終えた今楽しみになっています。
先生の教えてくれることや多くの専門書・画集から学ぶことはたくさんあるけど、全てを素直に飲み込むのではなく、自分で選択することが重要であるということです。見たから、言われたからといって、自分の考えていることが実現するとは限らないので、常に自分が必要だと思うことを受け取って咀嚼して実行するのが大事だと授業を受けていた中で痛感しました。
自分は特に描く上での描写方法やテーマ等を色々変えて実験しつつ納得していったタイプなので、上手くいかない方が多かったですが、どうしてもできない時は自分のできる描き方をして復習のつもりでやる、実験作品だと割り切って自分の納得することを考えて描く、など、その時々にシチュエーションを切り換えてやっていました。授業外は、スランプは忘れて自分の好きなもの(作品・映画…)だけを集めて楽しくやることにして、気持ちを切り替えました。
大学生になりたいという気持ちが強かったため、その目標が達成され、安心しました。
出題された課題に対してプレゼンをしたことです。絵を描いて講評を聞くだけでなく自らプレゼンをすることで、自分がどう描きたかったのかを気づくことができました。先生から貰う考えや言葉だけでなく、自分自身で気づくことは大きな身になります。
受験生活の中でスランプだと感じることはあり、
上手く描けなかったと思う時は、自分の絵を見る目が上達していると思って描き続けました。
しかし、描き出すことができなかったりモチベーションが上がらないと、苛立ったり落ち込んだりと心に直接疲労を与えてしまいます。それは日常生活の中に響いてしまい、辛いと思うことが殆どでした。
解決するために自分が1番やっていたことは、課題との距離感を保つことです。その日出た課題のことを忘れるように、家に帰る前に映画館や本屋に寄ったりしていました。予備校以外の友達と会ったり、漫才の動画を見て笑ったりもしました。課題のことは忘れたくとも手を動かしたり絵を見たいときは、クロッキーやドローイングなどの短時間で達成感を得られることや、予備校近くにある画集の多い本屋で気になるものをたくさん見たりしていました。
絵を描く時に些細なことですけど、描いてる最中に画面を汚してしまうことが多かったので、ちょっとした汚れが画面に影響することを自覚したり、グラデーションの仕方、風景を描く時、色が真っ直ぐにならないようになど、本当にそういう小さな気遣いを意識できるようになったことが活かされてると感じます。
入学当初は大学で制作する学生が多かったです。時間が経つにつれて大学以外で制作する人が出てくるため、少なくなります。しかし、制作スペースは狭いので、制作するのにはそれでも大変です。
そして、学科の授業があるので制作のみとはいかず、時間配分などをしないといけません。ですが、大学だと受験に向けて描いているわけではないので、決まったサイズで油絵を描くだけではなく、とにかく大きい人や立体作品、映像など幅広い作品を作る人がいるところもギャップだと思います。
後悔することは特にないですが、2・3年生が受講することのできる未来映像論という授業が楽しそうです。受講生は抽選で決まるので、必ず受けられるわけではありませんが、映画やドラマをテーマや監督で分類して紹介してくれます。私も1回しか出席できていませんが、映画好きの方にはオススメです。