正確にデッサンするためには、良い姿勢で描くことはとても大切なことです。画面に届くくらいに腕を伸ばし、背筋を真っ直ぐにして描きます。脚を組んだり背筋を丸めて描かないように注意します。デッサンを経験した人も、もう一度確認してみましょう。
モチーフに対して、右利きの人は右側、左利きの人は左側にイーゼルを置き、身体がモチーフの方を向くようにすると、正確な計り方ができます。描き始めたら、イーゼルや椅子はできるだけ動かさない方が良いですが、すっと座ったままではなく、たまには離れてデッサンの全体を観たり、モチーフに触れたりして確認を取ることをしましょう。
モチーフを正確に計る物として計り棒、デスケル、などがあります。自分の視線に対して垂直に持ち、モチーフに均等に向くようにしましょう。
計り棒を使う時は、肘を真っ直ぐ伸ばして使いましょう。
片目を閉じ、デジタルカメラや携帯電話で写真を写すように、デスケルから石膏像を覗いてみましょう。余白の部分(空間)を意識して、画面のサイズに対する適度な大きさを確認しましょう。大きくなりすぎたり、小さくなりすぎたり、左右のどちらかに片寄っていないか?に注意して良い構図を取りましょう。左右のどちらかに顔が向いている場合は、顔側の余白をやや多めに空けると良いでしょう。
木炭は比較的、寝かして描きます。鉛筆は木炭と同じく寝かして描いたり、文字を書く時のように立てて描いたりします。