代ゼミ彫刻科では講師陣が新体制となり2年目で合格者を出すことが出来ました。今回2浪目で合格した学生が、芸大受験に必要とされる彫刻の基礎的な力を養うために、どのようなプロセスを通ってきたかを夜間部生時代の作品から遡って紹介していきます。
代々木ゼミナール造形学校 彫刻科 主任講師 虫本文
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現役夜間部 塑像
(自刻像)
現役生ながら立体を把握する感覚の良さと、形を作っていく感覚の良さを感じます。 |
現役夜間部 デッサン
(円盤首なし)
彫刻の基礎として顔のないモチーフを使い形態感や量感を学びました。 |
1浪1学期末 デッサン
(ブルータス)
形を描こうとし過ぎるあまりデッサンとしては見にくいものになってしまうことが浪人最初の課題でした。 |
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1浪2学期末 大型塑像
(ブルータス胸像)
大型塑像を通し、量を扱う感覚や構造を実感するための課題でしたが、粘りながらも大作を作ることが出来ました。この時期、塑像にはある一定の自信を持つことが出来るようになりました。 |
1浪3学期 デッサン
(ヘルメス)
試験も近くなり、改めて構造や組み立てといった見方を再確認していきましたが、画面の見易さという点で苦戦をする時期でもありました。 |
2浪1学期始め デッサン
(ヘルメス)
2浪目に入り、モチーフの構造やデッサンとしての見やすさ・力強さをより意識するようになりました。 |
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2浪1学期末 塑像
(アヒル塑像)
形態・構造への意識と自然な観察描写がデッサンより一歩早く噛み合い始め、力を感じさせる作品になりました。 |
2浪2学期 デッサン
(円盤首あり)
手で表現することと頭で考えることがリンクし始め、対象を自然に捉えると言うことが、実感を伴ってわかり始めた時期です。 |
2浪3学期 素描
(2次試験対策)
描き焦ることなく3時間と言う短い時間の中で何を表現すべきかが見えるようになっています。 |
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2浪3学期
デッサン
(ヘルメス)
見やすい調子で全体像を捉え、石膏デッサンで問われているものが何かをより明確に意識出来るようになり、安定して試験へ臨む態勢が整いました。 |
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