造形学校油画科昼間部では、東京芸大2名受験者中1名の合格者を出しました。
1年間けっして順風満帆とはいかなかったことでしょう。とにかく努力を積んでいました。授業で制作した作品を振り返ってみると伝わってくるものがあります。その成果を一部ですが紹介致します。尚、残りの1名も武蔵美、多摩美、女子美に合格していますので、油画科昼間部としては全員合格が達成できました。
代々木ゼミナール造形学校 油画科主任講師 吉浜岳史
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2012年度最初の
課題の石膏デッサン。
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5月の連休明け頃の
最初の油彩課題。
かたちを上手に取っていますが、絵具の付きも弱く仕事が固い感じでした。 |
1学期末の静物課題。
いつも固い描写が気になっていましたが、この作品はねらいへの絵具の使い方と描写のバランスが良く、力作となりました。 |
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夏期講習会での
静物デッサン。
この講習会では様々な素描表現のゼミがあり、活かすことが出来た作品となりました。 |
夏期講習会での
油彩作品。
モチーフの隙間を狙ったアイデアがとても面白く表現として成功しています。秀作が生まれました。 |
2学期の終わり頃の
素描。
「校内風景から描きなさい。」という課題。画面構成、観察描写ともにまだ成功しているとは言えないが、作者の今後の表現に関わりそうな含みのある1枚になりました。 |
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冬期講習会での
人物油彩。
実は2学期末にこのような画面構成を創り上げ、精度を上げてきた作品。 |
3学期の頃の油彩。
色彩がこれまでとは変わり“赤”より“紅”といった印象の作品。鮮やかな色彩に対し、モチーフの描写が鈍くなってしまったのが残念ですが、よりもっと変わろうとする作者の姿勢が伺えた1枚。 |
東京藝大入試
直前頃の油彩。
「アトリエ風景を描きなさい。」という課題で制作した作品。 |
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入試直前の素描。
「鏡の中の私」という課題で制作した作品。 |
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