合格者と先輩の声2023


建築科




森

入試が終わった率直な感想は?

共通テストは自分が目標にしていた点数に届かなかったので、もっと前から勉強をしていれば良かったなと思いました。二次の実技では自分がこれまで学んできたことをフルで活用できたなと感じています。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

楽しんで描くように言われたことです。正直どうやって楽しめばいいか全くわかりませんでした。しかし、毎回の講評でいただく先生方の言葉をしっかり頭で理解し、整理することを続けていくうちに、入試直前前期には、楽しむという感覚がわかった気がします。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

夏に入る前、志望大学を変えようか悩むほど、つまずいた時期がありましたが、そんな時、代ゼミの先生方や親と何度も話合って、もう一度藝大を目指そうと決心することができました。自分が不安に思っていることを改めて口に出して、周りの大人に頼ることで、困難を乗り越えられました。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

受験期の一年間、私の一番の心の支えは学校の友達でした。特に共通テストの勉強では、毎日一緒に勉強に打ち込める友達や、わからないことを親身に教えてくれる友達に、本当に助けられました。勉強する内容は違えど、助け合い、応援し合える友達の存在は、何度も私を救ってくれたと思います。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

私が受験で一番大切にしていたことは、自己分析です。自分が得意とすること、不得意とすることは何かを一枚の紙に書き出すようにしていました。また、上手くいかなくて落ち込む日は、何が納得できてないのかを帰りの電車で考えることもありました。そうやって自分を客観視することで、今自分に必要なことが必然的に浮かんでくると思います。自分の気持ちを第一に努力を続けてほしいです!!

油画科




阿部

入試が終わった率直な感想は?

合否発表の期間は不合格だった大学もあり、不安で眠れない日々が続いていたのですが、最終的に第一志望の大学に合格することができて本当に安心しています。入試が完全に終わった今では、大学生活に対して心配に思うこともありながらも大学での制作がすごく楽しみでどきどきしています。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

10月頃に行った資料制作です。自分の興味のある現象などを先生や友達と工夫しながら撮影や制作をしたのが楽しかったです。そこで作った資料は受験期に見返して、絵の参考にしていました。光とその反射を描くのが楽しいと気づいたのもこの制作のおかげだったので印象に残っています。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

思うように描けないときはSNSなどで自分の気に入った作品を探し、真似できる点がないかを常に探していました。あとは、自分の作品の中でうまくできたと感じた絵やほめてもらった絵を見返し、どういうところに気をつけていたかをよく思い出すようにしていました。過去の自分の作品から学べることはとても多く、初期にできていた基本的なことができていなかったりと気づく点がたくさんありました。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

油画科の先生方、学科の先生、代ゼミの友達や家族など本当にたくさんの方に支えていただきました。特に、油画科の先生方には色々なことを教えていただきました。私が制作の中で困っていることがあったとしても、先生方のアドバイスを聞くと止まっていた手が進み、自分の思い通りに描くことができました。
代ゼミに毎日通う中で友達の存在もすごく大きかったです。午前中、上手くいかないことがあっても昼休みに談笑するだけで新鮮な気持ちで午後の制作を始めることができました。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

私は体調を崩し、欠席してしまうこともあったのですが、欠席をした日は焦りと不安でいっぱいになっていました。受験の3日前くらいに熱を出したときには、もう終わったなと思いました。自分のメンタルに気を遣いながら、体調を整えて受験に臨むことが大切だと思います。
加えて、実技に気をとられ、学科の方を後回しにしていると、最後の追い込み期間に実技に集中できなくなってしまうので、早めに対策する方が良いと思いました。


成澤

入試が終わった率直な感想は?

去年の10月に体験授業に参加した時には、今年の入試を受けられるとは思っていませんでした。今思えば勢いに助けられた部分も大きかったのだと思います。
受験までの準備期間は全ての課題が目新しく、慣れていくうちにあっという間に入試が終わりました。入試では、事前には予想できなかった事が起こったりもしましたが、課題に対してある程度自信を持って答えられて良かったと思います。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

「入試期間中にも自分の絵は成長する」と先生に言われたことです。そのことを思い出して、試験中に問題があってもあきらめずに取り組めました。油画科の先生たちは作品についてだけでなく、精神面についてもアドバイスしてくれるので心強かったです。また、授業中に参考になる作品や作家を教えてくれたり、絵のアイデアについて一緒に考えてくれたりなど、毎回の課題で学ぶ機会をもらいました。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

受験期間に思うような作品が作れたことは少なかったですが、今の自分ができる最大限のものを出せるように毎回の課題に取り組みました。長期的にみて自分の絵の成長を感じられるようになった頃から、一枚の失敗作に落ち込むことが減ったと思います。あとは、制作中に悩んでいると時間が足りなくなるので、とりあえず手を動かしながら考えるように意識しました。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

突然美大受験することを伝えても見守ってくれていた周りの人達に感謝しています。美大受験についてあまり詳しくない友人達もとにかく応援し続けてくれて大変支えになりました。受験勉強のことだけを考えていると煮詰まってしまうので、外へ出て他のことにも気を向けられたのが良かったです。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

どんな課題が出題されても対応できるように、弱点を無くしていくことが重要だと思います。また、普段予備校で描いている絵がどうしても入試の時に出てくると思うので、普段の課題から自分が納得できる作品に仕上げられるようにするのが良いと思います。そのためには、他の人の作品を見たり、どうにか完成形のイメージを想像できるようにして、それを目指すようにするとわかりやすいと思います。


木藤

入試が終わった率直な感想は?

一番にやっと終わったなと思いました。現役生の時、受けた大学すべてに落ちてすごいショックを受けたので、今年も合否を見る時は胃が痛くなるくらい緊張しました。合否を見ること自体がトラウマになっていたので正直試験本番より大変でした。私は中学3年から浪人1年の約5年間代ゼミに通っていたので完全に生活の一部になっていました。そのため長かったなあ…と今やっと一息ついています。
あっという間とかではなく、一年一年が濃かったので、本当に長かったなと。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

絵画を制作するとともにそれに関連した文章を200字程度で書いた課題が一番印象に残っています。「くもっぽい景色」という天気にまつわる課題が出た時には、自分の経験から家族で見た早朝の高速道路の景色での記憶についての文章を書きました。文章でどれくらい説明するか、しないか、その調節や伝えたいことについてとても悩みましたが、結果自分でも納得いく文章になりました。この課題を繰り返すうちに言語化のレベルが上がっていき、文章を書くだけではないですが、作品を制作することを通して自分の価値観や視点を見直すことで前より色々なものを見たり考えるようになりました。油画科を選んで本当に良かったです。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

私立大入試の本当に直前、1週間前までずっと制作の調子が悪かったです。 自分はめちゃくちゃ良い時期と全然だめな時期が交互に来るのをくり返していましたが、次の良い時期は確実に前の良い時期より良い作品が作れるようになっていたので、そうやって自分のペースでゆっくり成長していきました。でも入試前はなかなか良い時期が来なくて、理想に近づくのを待つだけではいけないと、一度自分の得意とする描写の方にシフトしたらどうにかなりました。自分がなりたいものと向いてるものの乖離が大きくずっと悩みましたが、今まで培った技術が活かせたのと「受験だからな」、という考えで受け入れられました。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

本当に色んな人に支えられたなぁと思います。基礎科の先生も油画科の先生も、去年までいた先輩たちにも、両親にも感謝しています。
浪人中は特にメンタルもきつかったので色んな人に話を聞いてもらったり、事務のお姉さんたちにもすごく元気付けられてどうにか保っていました。絵を描くだけだったらとっくに耐えられなくなってたと思いますが、そうならず大学に合格できたのは本当に感謝感謝感謝です。すごく恵まれてます。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

美大受験、特に油画科は合否の基準がわからなくて自信がなくなることがあると思いますが、自分の好きを突き詰めた人の絵はその分魅力的になるはずです。入試直前で嫌でも絵だけ描くことになるので今のうちに興味のある展示や美術館に行ったほうがいいです。あと映画はたくさん観た方がいいです。講評で何を言われても死ぬわけじゃないからな、という気持ちが一番大事ですが、その気持ちの切り替え方や元気付けも強引に極端な考え方をし続けてしまうと、それはそれで体がついていかないまま試験を迎えることになるので、ほどほどに自分をコントロールするのがおすすめです。絵がキツくなったら一旦絵から離れて頭をリセットするのは大事です。あと睡眠はしっかりとって、それが無理だったら朝ゴハンをしっかり食べてください。そうすれば割とどうにかなります。


熊倉

入試が終わった率直な感想は?

「合格おめでとうございます」の文字で、息をつく間が無いほどの張りつめた不安から解放されると予想していました。実際はそんなことはなく、合格発表より日が経つにつれて、自身が選んだ道が本当に正しかったのかと足が止まることが多くなったように感じます。
けれど、必死になって進み絵画と向き合っていた受験期の私は、未来への不安と過去への悔いを持ちながらも足を止めませんでした。「足を止める暇などなかった」の方が正しいかもしれませんが、その事実が今の私を叱咤し、再度足を進める理由となるような気がしています。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

絵画と向き合うために何度も先生方と行った面談がとても印象に残っています。 身近なことや遠くで生まれた状況についてよく考えることがありましたが、その答えを見つけるには私はあまりに未熟であると感じる時、心の内で溺れてしまいました。そして口に入った水を吐き出させてくれる場が代ゼミでした。
「偶然生まれてしまったものにも何か意味がある」という言葉によって必然性に囚われ万人の理解を得ようとするがあまり、自身の答えすらも信じることができずにいた自分から抜け出せたと思いました。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

思うような作品が作れたことなど一度もありませんでした。そのたびにトイレの個室に逃避旅行に出かけるほどでした。「こんなふうに描きたい」という期待が大きすぎて、その分思う通りにならない結果への失望も積み重なり、機能停止になることも少なくありませんでした。
そんな時は、あえて手を止めてしまうことで乗り越えました。ただ、それは描くのを止めるということではありません。「描く」には「考える」も含まれていると思います。なぜ「こんなふうに描きたい」と感じたのか、どこに惹かれたのか、その表情(色・マチエールなど)に使われているモノは何か。それらを探すために外へ出て、人に聞き、得た要素を自身に落とし込む、そのような作業が重要でした。また「思うような作品を作れないこと」を受け止め、今の瞬間に出せる全てで以って、手を動かし始める勇気に変えることが大切であると気付きました。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

祖母でした。祖母の家は常にシェルターのようで、何があったとしてもそこに帰ることができるということが私の中で一番の支えであったと感じます。
「よく頑張ったね」「いってらっしゃい」「休んだっていいのよ」
張りつめたプレッシャーの中で、そのゆるやかな言葉を思い出すだけで息が落ち着くようでした。 受験当日、祖母がくれた絵本を読み返して溢れ出た感情があったからこそ、今までの自分を面接で出すことができたのだと思います。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

「絵画とは何か」「私にとって描くという行為に何の意味があるのか」「偶然生まれてしまった色や線にはどのような自身の状況が関係しているのか」そんな途方もない問いに向き合い、一つ一つ紐解くことが許された時間が受験期だと思います。合格で満足せず、その先で追い求める表現を探すためのきっかけとなる大切な期間です。どうかこの時を大切にゆっくりと進んでみてほしいと願っています。

日本画科




西川

入試が終わった率直な感想は?

今やれることはしっかりやり切れたと思います。私は小4から造形ジュニア、中1から基礎科、高1から今まで日本画科に通っていました。代ゼミで8年も過ごしたので、じっくり絵について学べたと思います。代ゼミ歴10年になる前に卒業できてよかったです(笑)


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

ヌードデッサンの講評の時に先生から「知識で絵を描いている」と言われたことです。その時私は上手な絵を描く方法ばかりにとらわれていて、目の前のモチーフの観察が足りていなかったことに気がつきました。方法論やセオリーで考えず、自分の目を信じてモチーフをじっくり観察することを心がけるようになってから、だんだんと絵に実感が出てくるようになりました。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

自分の表現したことをベースにやるべきことや手順を考え、無駄をそぎ落とすことが迷いなく描き進めるポイントだと思います。私の場合、入試直前まで先生方から自分の作品について「発想や雰囲気は良いけれど、この絵の中でどこを見せたいのか分からない」と指摘され続けていました。当時は描いている間も迷いがあり、やりづらさを感じていました。そこでエスキースの時に、絵を通して表現したいことを明確にして、それを軸に3点の見せ場と見えてくる順序を設定するようにしました。それから徐々に作品に説得力が増し、強さが出てきました。さらに、一番見せたいところは前半までに完成させるという目標を立てたことで、迷いなく描き進めることができました。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

受験に関わってくださった全ての方に感謝しています。
特に村山先生にはジュニアの時から今までずっとお世話になっていたので感謝してもしきれません。先生方から厳しい言葉をかけられて落ち込んでいた日に、村山先生から元気が出る曲を教えてもらったことがとても印象に残っています。その日から毎朝その曲を聴いて士気を高めていました。時に優しく、時に厳しく指導してくださった先生方のおかげで、ここまで走り切ることができました。
本当にありがとうございました。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

たくさん挑戦して、たくさん失敗したら道が開けると思います。
足りないものを足していって、丁度良くするのではなく、やりすぎて戻るのを繰り返し、試行錯誤する方が良いです。失敗したとしても、自分が陥りやすいパターンを理解しておき、それに気付ければ挽回できるので、本番で何があっても大丈夫!という自信がつきます。あとは、楽しむことを忘れずに頑張ってください!


mk

入試が終わった率直な感想は?

ひとまず受験結果を受け入れ、自分が納得できる形で入試を終えることができて安心しました。これからの新生活が楽しみです。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

水族館や博物館での取材を元にしたり、自分でモチーフを選び、組み合わせた物を描くなどの自由制作です。なぜなら日ごろの受験対策と違って好きな物が描ける分、自分が感じ取った良さをもっと表現したいと思ったからです。今まで絵を描くことが好きでも「才能」や「技術」といった言葉に囚われていて、ただ気持ちが追いついていなかったということに気がつきました。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

思うように作品が作れないことは多々ありました。そのような時は気分転換にゲームをしてみたり外の空気を吸いに行ったりしました。またスクラップブックを見直したり気持ちを書き出すことでモチベーションを立て直したりしました。その時自分にできることを精一杯やりました。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

制作中壁にぶつかるたび、私の考えが整頓されるまで先生方が親身に私の話に付き合ってくださいました。お陰で自分の作品が大きく成長することが何度もありました。また私のやりたいようにさせてくれた親にも感謝しています。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

皆さんのことを応援しています。くじけそうなこともあるけれど最後まで悔いのないように頑張ってください。

彫刻科




柳川

入試が終わった率直な感想は?

達成感や後悔より、良くも悪くもついに終わったという気持ちです。私大が終わりあとは藝大だけというところで目標が自分の中で大きくぶれてしまっていましたが、いざ落ちたとなるとどうしてもっと頑張れなかったんだろうと時々考えてしまいます。
でも今の自分にできることは全てやりきりました。この一年、まったく悔いのない生活が送れたとは言えませんが、それも含めてこれが私の最大限だったのだと言えるくらいには出し切ったと思います。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

高3の春期講習会で藝大二次試験と同じ課題をやった時に、回転台の裏につけた粘土が講評前に落ちてしまったことです。恥ずかしさや焦りで講評を俯いたまま聞いてしまって先生からお叱りを受けました。今までのらりくらりとやっていたのを、これからは受験生としての自覚を持って自分にシビアにならなければいけないのだと痛感させられました。また、制作が怖くて逃げるために頻繁に代ゼミを休む癖があり、ずっと直したいと思っていたのを第2学期中盤で先生に注意されてからはどんなに逃げたくてもほとんど休まなくなりました。結果が全てではなく、良い結果には良いプロセスがあって、代ゼミの中でそれを学びにいく姿勢を身につけられたのが一番の学びでした。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

入試直前講習会では、講評で言われたことを自分なりに解釈し直して本当に理解できているのかどうかを確認し、翌日の課題で同じことを繰り返さないよう強く意識するようにしました。ただ基本のやるべきことは変わらないので、行き詰まった時にはあえて課題意識を忘れてこの作品に何が現れていればいいのかを自分の言葉で言い直したりメモしたりして思い出すようにしていました。
私は作りたい作品が何なのかわからなかった期間がとても長くありました。入試本番に急かされるように少しずつ改善されたので、この点に関しては乗り越えられたとは言い難いです。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

先生方の言葉が私の一番の心の支えでした。どうすればいいのかわからず折れそうになった時には、以前自分が励まされた言葉を思い出すことで耐えられています。制作中に泣いてしまっても、慰めるばかりでなくどうしたらもう一歩先へ進めるのかをじっくり指導してくださって、根気強さを鍛えられました。また、ライバルの存在も私には大きかったです。初めは劣等感に苛まれて苦しい時期もありましたが、制作に真剣に取り組むための原動力の一つになんとか昇華して、精神も制作も成長するきっかけをたくさんもらえました。
そして小6からお世話になりましたジュニア、他科の先生方に感謝申し上げたいです。昔から休みがちであまりいい生徒ではありませんでしたが、受験期になっても何度か声をかけてもらったり指導をもらえたことは、私に新鮮な気持ちをもたらしてくれて、とてもありがたかったです。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

継続したことは絶対に何かしらの形で自分に還元されます。誰しもが自分の中に作りたい強烈な作品イメージがあるとは限らないと思いますが、やるべきことを見失わずしっかりやって自分のものにしていくことが大切だと思います。好きを追い求めることと同時に、なにがあっても揺るがないベースの底上げは受験においていつか自分を助けてくれます。ありきたりかもしれませんが、苦しいときも諦めず考え続けることは必ず結果に現れるし、それを信じられるまで続けることが根拠のない自信につながっていくのだと思います。私はいつも焦らない焦らないと自分に言い聞かせていました。心配や不安で手が止まりそうな時は、大丈夫と自己暗示をかけるのも大事だと思います。


小嶋

入試が終わった率直な感想は?

自分の望むベストな結果ではなく、とても悔しいと思っています。
3年間で、自分のできることを試行錯誤してやりきったと自分の中で感じていても、やはり悔しさが残ります。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

塑造でワニを作ったのですが、制作が上手く進まなくなってしまい、困惑してしまった経験があります。その時に、再度動物園に足を運んで実際にワニを見て、衝撃を受けました。そのワニはとても生命力に満ち、生き生きとしていました。それに比べて自分の作品はワニの置物のように感じ、自分がどれほど理解せずに作っていたのかを突きつけられ、恥ずかしくなり、すぐに作り直した記憶があります。あのときの感情は忘れられません。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

作品を作っている時に、今まで学んだ必要な項目に囚われてしまい、その時その一瞬のモチーフを感じて描く、作ることができなくなっていたことがありました。その際は、無駄なことは考えずに自分が感じて出したいと思ったことに一直線に取り組む気持ちを大切にしました。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

講師の方々には、本当に感謝しております。彫刻科の生徒数が少なかったこともあり、会話する機会が多くありました。私が作品について悩んでいると、親身に話を聞いてくださり、制作に対する気持ちを正してくださったり、自分の経験をもとに私の悩みを一緒に考えてくださったりしました。大変迷惑をおかけしましたが、ありがとうございました。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

どんなに予備校で美術を学んだとしても、制作が制業になってしまったら良い作品は作れないと思います。作品に対して「楽しい」ということを忘れないことが大切だと思います。

デザイン・工芸科 私大コース




石森

入試が終わった率直な感想は?

第一志望に合格することができてとても嬉しいです。 しかし、思い返してみるともっとできることがあったのではないかと後悔することが多いです。特にデザインについてはもっと積極的に学べばよかったと思っています。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

私は入試直前まで自分なりのデザインのスタイルが決まっておらず焦っていましたが、直前講習で先生に「これでいこう」と道を示していただいたことで本番も自分らしい作品が作れました。代々木ゼミナールには一人一人としっかり向き合い、個性をのばしてくれる先生方が多いなと改めて実感しました。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

一時期”自分なりの作品”が何なのかわからなくなり、悩むことがありました。今思うと、毎回の課題に対して1から何をすれば良いのかを考えていたからだと思います。
まず自分の好きなデザインについて調べ、ある程度作品の方向性を決め、次に「課題をどう自分のデザインに合わせるか」という考え方にシフトしたことでスランプから抜け出すことができたと思います。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

先生方や両親、学校の友達などたくさんの人に支えられた受験期でしたが、1番支えてくれたのは予備校の友達です。
対等な立場でデザインについての意見を交わすことのできる存在は私にとってはとても貴重で、心の支えになっていました 。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

普段の授業でやる課題一つ一つに全力で取り組むことがとても大切だと思います。学校や学科の勉強との両立は大変かもしれません。そんなときはエスキースだけでも十分です。
本番の限られた時間でデザインを考える際に必ず役に立つと思います。しんどいときはほどよく力を抜いて受験を楽しく乗り越えて欲しいです。頑張れ!


角田

入試が終わった率直な感想は?

無事に終わってよかったと思っています。試験中にもハプニングが起きたりして、不安でいっぱいでしたが、無事に合格できて本当に良かったとホッとしています。第一志望学科はダメでしたが、全てを出し切ったので悔いはありません。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

先生方が常に親身になって私達を見守ってくださったり、私の話(意見)を真剣に最後まで聞いた上で的確なアドバイスをくださったりと、個人個人に対してしっかりと向き合っていたことが一番印象に残っています。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

一時期(入試直前)、周りの友人達が突然急成長をした時がありました。
私自身でははっきりとした変化がみうけられず、焦りと不安だけが募りました。この感情を、親や先生方に伝えて相談することで、作品面やメンタル面においてのアドバイスをもらって乗り越えていました。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

家族:最寄駅への送迎やお弁当
予備校の先生方:困ったときやメンタルが病んでいる時は常に支えになってくれました。津村先生には特にお世話になりました。行き詰まっていた私を、息抜きにとジュニアクラスへ連れていってくださった時は本当に救われました。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

実技に関しては本当に楽しんだもん勝ちだと思っています。
日頃予備校で培ってきた全ての力を出し切るつもりで、そしてリラックスをしながら受けてほしいです。とにかく落ち着いて問題文を読んでください!!
スランプが来たら先生方や周りの人と相談をしてのりこえていこう!


古澤

入試が終わった率直な感想は?

楽しかったです!
どちらも(デッサンと色彩構成)構図大丈夫かなとかもっとかけたかもと思いましたが、それ以上に入試が楽しかった、自分のやりたい表現ができたという気持ちです。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

先生方、友人の優しさです。
先生方は、講評だけではなく制作途中も私が行き詰まったのを察して打開策を考えてくださったり、気付けずにいたことを指摘して下さったりとたくさんアドバイスを頂きました。
また、少人数だからこそ、デザイン科に入ってからもすぐ友人ができ、一緒にお昼ご飯を食べながら、課題や好きな事を話せたのは良いリフレッシユになりました。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

一回上手くいったからといって次はもっと良くなるかと思いきや、前回以下になるということがほとんど。メンタル的にも浮き沈みが多い私は、毎日ずっと描いているのが耐えられずにいました。そんな時は、いつもよりおしゃれしたり、1日お休みして推しのライブに行ったりしました。そうすると、”良いことあったから頑張ろう”と前向きな気持ちになり、楽しくかけました。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

夜間部の先生方は、最後まで基礎のできない私に粘り強く教えてくださいました。総合型選抜に落ちてしまった際は“一般に向けて頑張っていこう”と背中を押してくださって、私が“ガラスがかけません”と嘆いたら参考作品と比較して詳しく説明して頂いて、一人のために時間を使って指導してくださるのは本当に嬉しかったですし支えになりました。また、友人からの“あなたらしくできればそれで最高”という言葉は、受験学科は違っても同じ美大受験生として、とても心に響きました。支えてくださった皆様に感謝申し上げます。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

まず、自分らしく楽しくかきましょう!前向きになれないときはしっかり休んで良いし、“かきたい”という気持ちを長期的にもつのは案外むずかしいので、マイペースで!代ゼミの先生方はどんなあなたも理解し、応援してくれるのでリラックスして不安なことは相談してみるといいと思います。
美大受験は学科で差がつきます!すき間時間に少し復習するだけでもいいので、計画的にしっかり勉強しましょう!
体調に気をつけて、あなたのやりたいことができるよう応援しています!


河原

入試が終わった率直な感想は?

今回自分の受験方法は総合型入試でした。 ポートフォリオなど、自分の個性や想いを先生方に伝えることのできる受験方法だったので緊張しつつも楽しく全力を出せた受験でした。
悔いなどはなくしっかりやりきったと思います!!!


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

紙立体の製作です。面接時に持ち込む作品として製作していました。 紙の性質を理解するところから始まり徐々に完成度が上がる実感があり、それがその後の製作のモチベーションにつながったと感じます!!


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

思うような作品が作れないときはとにかくたくさん作りました。何度もやっていく内に納得のいく作品になりました。
またそれでも上手くいかなかったら、少しその作品から離れてみる、というのも大切なことだと思います。時間を置き再度取りかかるとまた違った見え方で作品を扱えると感じました。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

入塾してからずっと指導してくださった熊谷先生です。初心者の自分に筆の扱い方や鉛筆の削り方などの基礎的なことから、文章や言葉使いまで優しく真剣に指導してくださいました。また先生の優しい人柄でクラス全体が楽しく温かい環境になっていたと思います。本当に感謝しています!!


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

周りの友達や先輩たちの作品を見て自信がなくなる時もあると思います。ですが自分の持っている個性や想いを作品にぶつけ、本気で行きたいと思う気持ちは必ず実現します!!


清藤

入試が終わった率直な感想は?

まず初めに感じたのは安堵でした。
これ以上、入試対策や浪人生を続けなくても良いと思うだけで気分が良くなりました。
しかし、本当に自分程度の実力で受かって良いのか、大学の授業についていけるのか今は少し不安の方が強いです。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

デッサンでは、塗ることでどのような効果があるのか、形を描くことで立体は出来るという二点が印象に残っており、一番自分の考え方に影響したかと思います。
デザインでは、形をいかに出すか、シルエットの形が面白いか等、自分の案の良し悪しを決める判断基準についての学びが一番印象に残っています。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

デッサンでは、自分のクセや筆圧、物を視る力の不足で今でも初心者の方が良い絵を描けるのではないかと考えています。
なので、平面や学科に力を入れて、デッサンは75点を目指しました。
そうすると、良い作品を作らなくて良いと思えるので、試行錯誤がしやすくなって悪いクセが治ったり、新しい発見があるかと思います。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

特にお世話になったのはもちろん先生方(石川先生・岡田先生)と学科の先生(佐々木先生)です。根性や、やる気に欠ける自分を見捨てずに最後まで面倒見てくださったおかげです。
他には、予備校仲間の人達です。推薦型選抜で受かった人には、不必要になった受験道具をいただきましたし、おかげさまで一年の浪人生活が苦ではなかったです。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

運が大きく絡むので、とにかく試行回数を増やすために浪人を厭わない強いメンタルを磨きましょう!


石原

入試が終わった率直な感想は?

これまで学んできたことを、すべて出し切れたと思いました。
今年で3浪だったので、これでダメならもう受験はやめようと思いました。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

<平面>自分の好きなことを好きなように表現してよいと言われたこと。受験だからこうしないといけない、みたいな固定概念が解かれた。
<デッサン>形を描くということを徹底していたこと。明暗がすべてだと思っていたから、驚きました。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

そのことはあまり深く考えませんでした。まだ未熟者だし、思うように描けなくて当然だから、焦らず先生のアドバイスを元に描こうと考えてました。たくさん自分なりに考えた作品は、うまく描けてなくても見てる人はちゃんとそこを評価してくれるので、大丈夫でした。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

家族です。度重なる不合格を私と一緒に受け入れてくれ、3浪目が最後という約束で今年の受験も承諾してくれました。私の精神が不安定な時は、ドライブやショッピングに連れて行ってくれました。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

受験会場では自分一人だけです。自分のアイデアに自信が無くても背中を押してくれる人はいません。自力で判断をして描き切れる力を普段から意識して身に付けておくと、会場でも怖くないです。不安になったら、周りを見るのではなく、心の中で「自分が一番最強だから!」と思って頭の中で好きな曲を流してみてください。ノリノリで描けます。そのノリノリは見ている人にも必ず伝わるから、楽しく描きましょう♪


細谷

入試が終わった率直な感想は?

志望していた学科に合格することができて、とてもうれしいです。
代ゼミで出された課題に近いものが入試本番でも出されたので、すごく落ち着いてやり切れました。
どんな結果でも悔いのないような作品を提出できました。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

初めて代ゼミでデッサンを描いたときにすごくダメ出しをされて落ち込んだことです。
当時はショックを受けましたが、指導していただくうちに物(モチーフ)をしっかりと捉えることを理解して、デッサンが前よりも楽しく、好きになりました。
ありがとうございます。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

平面構成の良いアイデアが全く浮かばないことがよくありました。
時間がたつにつれて焦って余計に浮かばなくなってしまうのですが、そういう時ほど落ち着いて、今までやってきたことを思い出したり、一息つくのが大事でした。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

真面目に取り組みながら、趣味や好きなことをする時間も大切にして、あまり抱え込みすぎずにがんばってください!!


桐越

入試が終わった率直な感想は?

早く受験終わらないかなとずっと思っていましたが、意外と終わってみると少し名残惜しい気持ちになりました。
浪人するときは鬱でしたが、色々な経験を得る事ができたので充実した期間にできたと思います。


代ゼミで学んで一番印象に残っていることは?

平面構成では現役の時は色の効果など考えず何となくでやっていましたが、学んでいくうえで色のぶつかり方や見え方を意識して作品の質を上げられたと感じています。
デッサンでも現役の時は色を分ける事ばっか考えていましたが、浪人で学ぶ事で形を意識するようになりディティールが格段によくなりました。


受験生活を送る中で、スランプはどう乗り越えましたか?

自分がなかなか思うように作品が作れない時は大抵、気合を入れすぎている時です。やる気は出して作品制作はしますが、あれもこれもやって!とやると暴走して結局中途半端な作品になる事が多いです。そんな時は常に疑問を持ちながらやっています。本当にこれでいいのか?と常に意識することで客観的に見ることが大切です。


受験期間、自分を支えてくれた方とそのエピソード。

現役時代~浪人時代で昼間部・夜間部の先生達には大変お世話になりました。正直最初の頃は教えていただく上で何言ってんだろ?と思う事が多々ありましたが、とりあえず言われた事をやってみようと続けていくとだんだん重要な事を言っていたんだと理解しました。ありがとうございます。


志望校合格のために頑張っている後輩へ向けて、一言お願いします。

受験勉強していく上で先生方のアドバイスがよく分からない事があるかもしれませんが、とりあえずやっていけば悪い方向に行く事はないです。柔軟に生きてください。